最近、ドラッグなどでハッカ油をよく見かけますが、これって何なんでしょう・・・
ミントとはシソ科ハッカ属の多年草の総称で、その中にペパーミントやスペアミント、ハッカなどが含まれます。なので見た感じは日本ハッカもペパーミントも非常に似ています。日本ハッカは葉が細長いのが特徴です。
ハッカ油は日本ハッカを水蒸気蒸留した精油なのですが、ほとんどが国内の製薬会社が作り薬用にも使用されていますのでペパーミントのように精油とは表現されていません。
商品によっては飲用できるものもあり、ラベルに表現されています。
精油はヨーロッパなどでは医療にも使用されていますが、日本では悲しいことに雑貨扱いになりますので、ハッカ油は別物のように思われがちです。ところが実は生産方法は同じです・・・
ハッカ油もペパーミント精油もスッとした清涼感のある香りがしますが、これはl-メントールという成分のせいです。
ハッカ油は単純にスッとした香りですが、ペパーミントにはl-カルボンや他にも多くの成分が含まれるため、ハッカ油よりも複雑な香りがします。どちらが好きかは個人の好みです。
どちらも使い方や効果はほぼ同じで、特に夏場の暑い季節には重宝しますよ。
使い方いろいろ
①湯船に数滴入れるとお風呂上りはスッキリして汗の出かたが全然違います。
②エタノールと精製水でスプレーを作ると虫除け、カビ予防、消臭、殺菌、清涼感、眠気覚ましなどいろいろ使えます。
③コップに数滴入れた水でうがいをすると消臭、殺菌効果により口臭予防や口の中の粘つき予防になります。
④マスクにスプレーを吹きかけると風邪や花粉症、鼻づまり予防になります。
このようにハッカ油もペパーミントも1本あればすごく便利な精油でおススメの一品です。